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ジェルネイルと深爪さんのお話

ジェルネイルをする際に爪が深爪すぎると思うように長持ちしにくい傾向があったりします。深爪だとどうしてジェルネイルが長持ちしにくいのか、深爪だとどんな事が起きやすくなるのか、ネイリストが見てきた経験のお話です。

深爪とは?

まずは爪ですが
爪の先端の白くなっている部分をフリーエッジと呼びます。爪は10日ほどで約1ミリくらいフリーエッジが伸びてきます。
そこを生活がしやすいように爪切り等で一般的にはほんの少し白い部分を残して切って皆様は過ごしていられるかと思いますが
深爪さんは切りすぎてしまって
普段は爪に隠れている爪と指をつないでいる爪裏の触ったらゾワゾワする部分が出てしまっている状態だったり
ひどい場合は出血していたり。見ている方はそれはもう痛々しいのですが深爪に慣れてしまうと本人はそうでもない感覚になるようです。

深爪だとジェルネイルが取れやすいのはなぜ?

一言でいうと
本来ジェルネイルをより長く安定して保つために塗布したいところに爪がない!からです。

たとえしっかりとジェルネイルを塗布しても
爪の状態がいい環境ではないことが多く残念ながら
他の方たちよりもジェルネイルが持ちにくいことの方が多くなりがちです。
メイクとかなり環境が近いです。
メイクの持ちが良い方はお肌の環境も良い方が多いですよね☆
ネイルも同様なのです。

深爪にすると起こりうる現象とジェルネイル

先に私はネイリストであってお医者様ではないので医学的な知識のお話ではありません。
あくまでも私の経験論のお話です☆
私は深爪は「癖」の1つと考えています。

シジミちゃんになりやすい

深爪を繰り返してきたお客様のお爪は「シジミちゃん」であることが多いです。
「シジミ貝」の形に似ているので私は「シジミちゃん」と呼んでいます。そしてこの「シジミちゃん」は
ジェルネイルがはがれやすい形のNO.1と言っても過言じゃないくらいジェルネイルの持ちが悪い方が多いです。
だいたいの方は爪のサイドからジェルが浮きやすく取れてしまうようです。
シジミちゃんの特徴はサイドの爪が特に柔らかく爪とお肉の境目がわかりにくい方が多く感じます。
長い間、爪が正しい長さまで伸びる前に切りすぎることを繰り返すと爪の本来の縦長な形に成熟する前で形が形成してしまい
縦に伸びることが許されない環境を繰り返したことで横幅を成長させて爪の下の組織を守る爪と成長したのではないかと私は思っています。

反り爪さんになりやすい

爪を慢性的に深爪にされている方に多いのがフリーエッジが伸びてくると反ってしまう方が多いように感じます。
反り爪さんもジェルネイルの持ちが悪い代表です☆
本来、爪は指に沿う感じでまっすぐに伸びるのが一般的ですが空に向かって伸びる感じになるのが「反り爪さん」です。
沢山見てきて思うのは
爪で本来カバーする爪下の組織を深爪でカバーできないのを爪周りの筋肉で守ろうと体が反応して本来爪があるべき部分にお肉が盛り上がってきてしまって爪が真っ直ぐに伸びづらくなりお肉を乗り越えて伸びるために反ってしまう。もしくはお肉の力に対して爪が弱い(柔らかい)から反りあがってしまうように見えます。
生活もしづらいのでまた短く切ってしまう連鎖がでてしまうのかなぁと感じます。

いわゆる女爪ではなく男爪になりやすい

深爪さんに多いのがいわゆる男爪と呼ばれる横幅があって四角い平らに近い爪さんです。
反り爪さんやシジミちゃんと同様で縦には伸ばすことが出来なっかた爪が横に面積を広げようとした結果
男の人によく見られる四角くて指の腹がしっかりとした指先になってしまったのかなぁと
私は思います。

深爪さんでも爪育は出来る!!

私の所へ来るお客さまで深爪さんは「私でも似合いますか?」とか
「私もすらっとしたつめになれますか?」とコンプレックスを抱えてこられる方が多いです。
長年、培ってきた深爪さんの「癖」を1回や2回のネイルで根本を変えることは正直難しいと言えます。
でも本気でご自分の爪と向き合っていけるなら
深爪の「癖」はスカルプやジェルネイルで解消することも可能です。
それが爪育です☆
深爪をやめるのに近道をするならばジェルネイルを試してみてください!
私もネイリストになる前は正しいと思ってしていたケアが間違ったケアだったこととか沢山ありました。
ネイリストになってからもどんどんネイルのケアは進化しています。(日々勉強中w)


ジェルネイルは単におしゃれを楽しむものだけではなく
正しく扱えば簡単に爪育も出来るケアの1つなんですね(*^-^*)

次回は「爪育」について簡単なお話をしたいと思います。

まずは深爪の皆様は深爪を1日でも早く卒業出来るようになりましょう!